櫛(くし)・笄(こうがい)・簪(かんざし)

江戸時代から明治にかけて女性のお洒落として様々な種類があった「櫛・かんざし・こうがい」。
漆の物にも様々な楽しい意匠が見られ、職人の美意識の高さを垣間見る事ができます。

●櫛(くし)/櫛は、江戸時代になって急速に発展、素材はべっ甲や象牙・木などでまた装飾法も蒔絵や螺鈿、象嵌など多様です。
●笄(こうがい)/笄は「髪掻」からきている言葉といわれ、主に鬢を作り、乱れた髪を整える際に使用する棒状の道具でした。
それが江戸後期になると、髷を作るための道具から飾りとして、出来上がった髷の中に後から押し込むようになります。当時の女性にとっては櫛・簪とともになくてはならない髪の飾りでした。
●簪(かんざし)/現代のヘアピンのような役割。初めは笄とあまり区別のない形でしたが、耳掻きをつけ二股脚で作るようになって初めて簪の特色が現れます。